(VALENTINO)は
ブランドベルトコピー、2022年春夏オートクチュールコレクション「アナトミー オブ クチュール」をフランス・パリで発表した。“多彩な美”の表現を追求
今季のコレクションの根幹を担うのは、「美は絶対的なものではない」という価値観だ。クリエイティブ ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリは、“画一的なモデルの体型こそが理想である”という考えに基づいて服をデ
ルイヴィトン指輪コピーザインする従来のオートクチュールのプロセスでは表現しきれない、多様で豊かな美の表現を追求。クリエーションの慣習やプロセスを見直し、年齢や体型の異なる様々な人に向けての“美しさ”のアプローチを提示している。多様な身体に合わせたダイナミックなカッティング
鍵を握るのは、衣服と身体のハーモニーだ。まず目を引くのは、ダイナミックなカッティング。縦長のラインを強調するイブニングドレスは布地の動きを生かし、流れるようなシルエットに。布地を身体にそのまままとっているかのような、自然なドレープや落ち感が、エレガントな雰囲気を演出している。また、オフショルダーのドレスには、肩の曲線的なフォルムを引き立てる大らかなパターンを採用。ベアトップのドレスは、ウエストをシェイプさせることで、ボディラインを優雅に描き出している。
一方で、ミニドレスにはフロントに大胆なカットアウトを施し、素肌を見せるようなデザインに。コンパクトなシルエットで軽やかさを見せつつも、カットアウトによって縦のラインを意識した鋭いアクセントを効かせている。立体的な造形
また、立体的な造形にも注目。布地をたっぷりと使い、大きく波打つようにフリルをあしらったガウンは、シンプルなパンツスタイルに華やかな存在感をもたらしている。マーメイドシルエットのドレスや、ウエストを起点に裾に向かって大きくAラインを描くドレスなど、緩急を効かせることによってその分量感やフォルムを強調しているドレスも目を引いた。色彩が際立たせる身体性
ワンカラーで統一した強い色使いも、多彩な“造形美”にフォーカスするのに一役買っている。レッド、ブルー、ピンクといったブライトな色彩は、身体とのコントラストによってその身体性を浮き彫りにする一方で、ブラウンやベージュ、アイボリーなど肌と共鳴するニュートラルな色味は、身体と“一体化”するかのようになじむことで、逆にその身体の存在を際立たせている。繊細な素材使い
加えて、余韻を残すような繊細な素材使いも印象的だ。全面にフェザーをあしらったドレスは歩を進める度に個々のフェザーが揺れ動き、躍動する。また、シアーなオーガンザや、ビジューを刺繍で施したシースルーの生地、しなやかなラメ素材は、そのきらめきや透け感によって浮遊感のある佇まいを演出。単色のファブリックは、光を柔らかくまとう上品な光沢感によって、奥行きのある表情を見せていた。